ヘアピンを上手に曲がるコツ

ヘアピンは緊張するもの

毎日、通勤・通学にバイクを使っていて、市街地を走るのには慣れている人でも、気をつけたいのが山岳部のツーリングです。
山岳部は市街地と違ってカーブも多く、しかも高低がありますので、市街地を走るのとは比較にならないほどさまざまなテクニックが必要になります。
初心者が苦手とするテクニックの中でも、特にヘアピンは緊張するというライダーは多いものです。

ヘアピンというのは文字通り、ヘアピンのようにU字型に曲がっているカーブのことです。
直角(90度)のカーブよりも鋭角で、中にはほんとうにヘアピンの形をしたカーブなども存在します。
ヘアピンは初心者だけではなくてベテランライダーでも緊張してしまうことの多い箇所です。
苦手意識をできるだけ持たず、落ち着いて通り過ぎるようにしましょう。

ヘアピンを上手に曲がるコツ

ヘアピンを曲がるというと何か特別なテクニックを必要とするような気がしますが、実際には市街地の交差点を左折するのと同じような感覚で曲がることになります。
ヘアピンを上手に曲がるためには、バイクに乗る姿勢も重要です。
できるだけシート前方に座り、腰を燃料タンクに近づけるようにして座ることがポイントです。

スピードはもちろん落としておきます。
ヘアピンとは逆に角度の大きいカーブを曲がる場合には、体を燃料タンクから放してシート後方に座る「後ろ乗り」がおすすめです。

バイクのテクニックを学ぶためには

ヘアピンなどのバイクのテクニックをしっかりと学びたいというライダーは、全国各地で開催されている講習会に参加することをおすすめします。
元プロライダーや現役のプロライダーがテクニックをみっちりと教えてくれる講習会なら、バイクに乗る際の姿勢や力のかけ方、体の傾け方など細かいところまで教えてもらうことができます。
例えばバイク専用サーキット「那須モータースポーツランド」などでは、ビギナーやリターンライダーなどを対象とした講習会を定期的に開催しています。
全長1.2kmの低中速サーキットにはヘアピンもあり、テクニックを習得するには絶好の環境です。

「那須MSLライディングスクール」や「那須モータースポーツランド ライディングカレッジ」などいくつかの講習会がありますので、興味のある人は問い合わせをしてみるといいでしょう。
ここではワインディングなどのスポーツライディングを重点的に学ぶこともできるので、ヘアピンお上手に曲がれるようになりたいライダーにはおすすめです。
鈴鹿8耐や全日本選手権出場のレーシングライダーがインストラクターを務めており、プロライダーならではのコツを伝授してくれます。
講習会スケジュールは那須モータースポーツランドホームページで確認できます。