キャブレターが不調になる原因と対処法

キャブレター不調の原因はさまざま

バイクに使われているパーツの多くは、使用によって摩耗したり消耗します。
そのため、適切なメンテナンスをせずに乗っていると不調や湖沼の原因になりかねません。
キャブレターも高精度が必要なパーツで、不調になるとバイクは正常に作動しなくなってしまいます。
具体的には、エンジンがかかりづらくなったりアイドリングが不安定になったり、アクセルを離すとエンジンの回転数が急に低下するなど、主にガソリンやエンジンに不調な症状が現れます。

キャブレターが不調となる原因は、たくさんあります。
例えば内部が汚れていると調子が悪くなりますし、ジェットやホルダー、ニードルなどのパーツは摩耗劣化するため定期的な交換が必要です。
また、キャブレターを含む点火システム系パーツが故障することもキャブレター不調の原因になります。
摩耗の場合、少しずつバイクの調子が悪くなりますが、故障の場合には突然エンジンがかからなくなってしまうので故障に気づかず走行し続けることはありません。

対処法は交換がベスト

キャブレターは高精度なパーツです。
基本的には不調だからと言って修理できるものではなく、交換対応となります。
ショップに持ち込むと純正品との交換をしてもらえますが、もしも純正品が手に入りにくい場合やDIYで格安に修理したい場合には純正品でなくても交換できます。

ただしキャブレターが不調の際には、ただキャブレターだけを交換するのではなく周辺パーツの清掃をしたり、他に交換が必要なパーツがあれば同じタイミングで交換するのがおすすめです。
何度もショップに足を運べばそれだけ工賃が割高になりますし、ショップにバイクを持ち込む頻度も多くなってしまいます。
交換部品はまとめて交換したほうが長期的にはリーズナブルですし、バイクの性能という点でもおすすめです。

キャブレターを分解すると、中にたくさんのパーツが入っていることが分かります。
バイクのメンテナンスに関して経験値が高い人なら、キャブレターを分解して特定のパーツを交換し再び組み立てる作業ができるかもしれません。
しかし難易度はかなり高いので、経験が少ない人は無理に挑戦しない方が良いでしょう。
キャブレターを交換するなら、分解せずにキャブレターそのものを交換することをおすすめします。

もしもDIYで修理を始めたけれど、やはり自分では無理と判断したら、続行せずに速やかにショップへ持ち込みましょう。
自走出来ない状態だとバイクを押してショップへ持ち込むことになりますが、無理に修理をしてバイクの不調が悪化するよりもプロに修理を依頼したほうが、その後のバイク走行では高い安心感と安全性を手に入れられるでしょう。