メーター

ABS警告灯が点灯する原因と対応

ABS警告灯が頻繁に点灯する

走行中にABS警告灯はついたことはありますか。
一度や二度ではなく、かなり頻繁につくようになったら、不安を感じるでしょう。
その場合、何かバイクに異常が起こっているのかも知れません。
極めて要注意な状態かもしれないので、そのままにしておかない方が良いです。

ABS警告灯はブレーキの安全のためのもの

そもそも、ABS警告灯とはどのようなものでしょうか。
ここで、その役割を再認識しておきたいものです。

ABS警告灯の目的はABSの異常を教えることです。
そのため、点灯している状態ではABSが始動できないので、そのままにしておいてはいけません。

もしも、ABSの働かないまま、急ブレーキをかけるとするとタイヤがロックされてしまいます。
そのような状態になると、ハンドルが効かなくなってしまい、横に滑ってしまう可能性がありますから、かなり危険です。
このように、ABSはブレーキの安全に関与する重要なシステムになっています。

実は、ABS警告灯はすべてのバイクについていません。
特に古い年式のバイクだと、ついていないことが多いでしょう。

しかし、今後は安全のために新しいバイクには命を守るために、ABSやそれに似たブレーキの安全に関するシステムの搭載をしなければいけないということになります。
ABSはそういう目的のある極めて重要なシステムですが、警告灯がついたままでは役割が果たせないだけでなく、車検も通らないでしょう。
こういった点灯のトラブルが起こることがあるので、常々注意が必要です。

ABS警告灯が点灯した時の対処法

まずは、ABS警告灯が点灯した場合の理由を考えてみましょう。
多くの場合はセンサーの異常や誤りかもしれません。

もしも、蛍光灯が出ていたとしてもブレーキがだいじょうぶであれば、センサーが何か異常な状態になったのでしょう。
そのような場合であれば、部品の交換や配線がどのようになっているのかよく見て確認す
るのみで良いでしょう。

また、車検の場合ですが、センサー交換で通る場合もあります。
この場合ですと、ありがたいことに費用負担はかなり軽く済むのです。
しかし、それとは違いアクチューターに異常がある場合もあります。
その場合はかなり深刻で、通常のブレーキにも影響が出て危険な状態になる可能性もあるのです。

もしも、運転していてブレーキがおかしいと思ったら、すぐにバイクを停めて下さい。運転を続けていては、かなり危険です。
バイクから降りて、その足で修理工場や整備工場に行って見てもらいましょう。

この場合は費用もかさむかもしれませんが、万が一の恐ろしい事故を考えると仕方がないことと割り切った方が良いです。
そして、もしもABSのエラーランプがついたら、大変な故障があるかもしれないので、早めにバイク店でチェックしてもらいましょう。