突然ギアが入らなくなってしまうトラブル
なんだかギアの入りが悪く感じる、いまいちこれまでと触り心地が違う、そんな症状を感じているうちに本格的にバイクのギアが入らなくなってしまったという経験を持つバイカーは、少なくないようです。
クラッチがつながらない、ギアを入れても前進しないといったトラブルは非常にありがちですが、だましだまし乗っているうちに走行中にギアチェンジができなくなってしまう可能性もあり非常に危険です。
うまく減速して路肩などに停車できればまだ良いのですが、焦ってしまい思わぬ事故につながることもあるため、ギアの入り心地がいつもと違うと感じたら騙しながら乗るのではなく早めに対処するのがおすすめです。
ギアチェンジができない原因とは?
出先でギアチェンジができなくなってしまうと、焦るものです。
しかし、ある程度ギアチェンジができない原因の予測がつけば、思っているより簡単な整備で済むと分かることもあります。
ギアチェンジができなくなってしまう原因の一つとして考えられるのが、クラッチワイヤーのトラブルです。
クラッチワイヤーが切れたり伸びてしまったりすると、ギアチェンジがしづらくなる、もしくはギアチェンジができなくなってしまいます。
クラッチワイヤーが完全に切れてしまっている場合にはクラッチを切ることができないため、ワイヤーごと交換することが必要になります。
ワイヤーが伸びすぎているという場合には、調整により応急処置ができますが、伸びの加減によっては調整だけでは追いつかない場合もあるので要注意です。
また、エンジンオイルの劣化やオイルレベルの高すぎ、オイルの粘度が高すぎるといったことが原因でギアチェンジができなくなることもあります。
車両に合った正しいオイルを適正な量入れているかどうかを、定期的に確認しましょう。
定期的にオイル交換をすることで、オイルの量や質を確認できます。
日常的に行えて、なおかつ非常に重要なバイクメンテナンスの一つがオイル交換なのです。
ギアチェンジできなくなったらどうする?
自宅でギアチェンジができなくなったことに気づいたなら、バイクを走らせるのではなく、バイクショップに連絡を取って引き取りに来てもらいましょう。
万が一、外出先でギアチェンジができなくなってしまったら、まずは安全な場所に停車し原因を見極めて自分で対処できそうな場合にはトライしてみるのもありです。
ちなみに、シンプルな原因の場合には近くのガソリンスタンドなどでも対応してくれることがあります。
いずれにしても、症状が治まっていないのに無理して走行するのは非常に危険です。
近くのバイクショップや保険のロードサービスなどを活用して、安全にバイクを動かしてから必要な整備を行いましょう。