水温警告灯が点灯する原因と対処法

水温警告灯の点灯を見逃すな!

バイクの走行中に水温警告灯が点灯してしまったら、要注意です。
水温警告灯は、エンジンの冷却を行っている冷却水が異常に上昇すると点灯するランプのことです。

エンジンの冷却水は、ラジエーターの中を循環することで走行中に当たる風と冷却ファンを組み合わせて温度を下げています。
水温が十分に下がった冷却水がエンジンの中を循環することで、エンジンそのものの熱を外に流しエンジンのオーバーヒートを防ぐ役割を持っています。

しかし、何らかのトラブルが原因でこの冷却水の温度が下がらないっていると、水温がどんどん上昇しオーバーヒートの原因になってしまいます。
オーバーヒートを未然に防ぐために、この冷却水の水温が一定の温度以上に達すると水温警告灯が点灯し、ライダーに知らせてくれるというシステムになっています。

つまり、水温警告灯が点灯してしまったらエンジンにトラブルが起きる前兆だと思いましょう。

この水温警告灯が点灯しているにもかかわらず無視して走行し続けると、エンジンが高温になりすぎて破損してしまう恐れがあります。
エンジンへの負担が大きく重大な故障に繋がるため、高額な修理費が必要になってしまうこともあります。

エンジン本体の交換だけではなく、載せ替えるための工賃も非常に高いため、大きな故障を防ぐためにも水温警告灯の点灯は絶対に見逃さないようにしましょう。

水温警告灯が点灯する原因とは?

水温警告灯が点灯する原因の1つとして、冷却水の不足が考えられます。
エアが噛んでしまっている場合や冷却水が単純に不足しているという場合には、正常な循環が保てず水温警告灯が点灯してしまうことが考えられます。

また、圧力調整を行っているラジエーターキャップが劣化すると、水温警告灯の点灯を引き起こすことがあります。
ラジエーターキャップは長期間使っているとゴムの部分が劣化してしまい密封することができないため、冷却水の沸点が下がってしまうだけでなく冷却水が流れ出る危険もあるんです。

水温警告灯が点灯してしまったら

水温警告灯は、冷却水の温度が上昇することで点灯しオーバーヒートやエンジンの故障の危険があることを知らせてくれるランプです。
点灯してしまった場合に運転を続けるのは、非常に危険です。

オーバーヒートが悪化して大きな修理に繋がる可能性もあるため、無理せずまずは安全な場所にバイクを停めてレッカーサービスなどを利用してバイクショップに持ち込みましょう。

また、メンテナンスに自信があるという場合でも、無理に運転したり再起動することはおすすめできません。
小さなメンテナンスで済むこともあるため、甘く見ず慎重に対処するのがポイントです。