バイクのメーター

メーター照明バルブのメンテナンス方法と注意点を学ぼう!

メーター類の照明も見落とさずにメンテナンス

ヘッドランプやウインカー、ブレーキランプ等の主要な照明具と比較すると、各種メーター類の照明用バルブに対してメンテナンスの意識の回るライダーは極めてまれです。
特に滅多に夜間走行をしないライダーは照明が徐々に暗くなっていっても気づかないケースが多いのです。
ところが、このメーター類の照明は夜間走行中や昼間でもトンネル内の走行時には速度や燃料残量等の重要なデータを確認するために重要なパーツです。

目視で確認できる間はそれほど気にならなくても、メーター類のバルブが切れると夜間の走行ではとても危険で事故のリスクも高まります。
しかし、このような見落としがちなパーツはメンテナンスの効果が大きく表れる部分でもあります。
電気系統のメンテナンスのチェック項目には必ずメーター類の視認性も含めるようにしましょう。

最初にバッテリーをチェック

夜間にメーター類が見にくいと思ったら、最初にバッテリーが弱っていることが疑われます。
電圧計で計測すると、バッテリーが満充電できていればエンジンをかけていなくても12~13ボルト程度の電圧はあるはずです。
ただし、しばらく走行していないバイクであれば自然放電のため電圧が低下しています。
エンジンをかけて4千回転ほどまで回して14~15ボルトに電圧が上がる場合は、充電系統は正常と判断できます。

バッテリーが正常な場合はバルブを清掃

バッテリーが正常な電圧であるにもかかわらずメーター類の照明が暗い場合はバルブを清掃します。
メーター類の照明バルブはホルダーにさしこまれたケースが多いので引き抜いた上でクリーナーや中性洗剤でガラス部分や端子部分をキレイに拭き、汚れを落とします。

ゴミやホコリなどで驚くほど汚れているケースも珍しくありません。
特にインジケーターを含めたバルブを清掃すると、てき面にメーター類が見やすくなります。
場所によりムラがあった数字も均一的にはっきり読み取れるようになります。

もしそれで改善がなければバルブを交換

メーターバルブのクリーニングで改善が見られない場合は、早期にバルブを交換する必要があります。
ツーリング中には時折バイクの不具合が生じる場合がありますが、その早期発見や対応方法の発見のためにも常に正確なメーター表示が求められます。

照明バルブの交換方法ですが、バイクに付属された取扱説明書を読めばメーターの照明パーツの仕組みは確認出来ます。
電気系統は明細にナンバーがパーツ毎に割り当てられているので、メーター盤の裏に設置されたバルブの場所を確認してフロントのカバーを取り外します。

バイクの車種を問わず1つのメーター類表示につき、1バルブが基本とされており、表示板を取り外せばグリーンの基盤に設置されたバルブが見つかります。
劣化して暗くなった表示板のバルブを同型の新しいバルブに付け替えて元の通りにカバーをつければ終了です。