はずす要領がポイント
まずムシゴムとエア注入部のナットを外し、チューブ内のエアが抜けたら2本のタイヤレバーでビードをリムから落とし込む作業から始まります。
チューブタイヤの場合は比較的ビートのかかり具合が浅いため、落とし込みやすいのですが慣れないとてこずる作業です。
2本のタイヤレバーを駆使して1本はリムとビートの間にさしこみその隙間にもう1本のレバーを差し込んで少しずつビートを落としこんでいく要領です。
出来ればタイヤレバーは薄手の良質なものを選ぶと作業がスムーズです。
片側のビートが全周落とし込めれば次はタイヤ外しです。
次はタイヤをリムから外す
片側のビードが落とし込めれば次にその面のタイヤをリムの外側にめくりだすように外していきます。
この際の第1のポイントは、レバーを差し込む場所の反対サイドのビードをリムの内サイドに確実に落とし込むことで、落ち込みがスムーズにいかないときは足を使ってしっかり落とし込みましょう。
第2のポイントは欲張って広い間隔を開けて外そうとしないことで、少しずつ外していきましょう。
広くても20センチメートル程度の間隔で、細かく刻みながらめくる方が結局は容易です。
第3のポイントはレバーをある程度立てることで、あまり寝かせるとタイヤ内面とレバーの間にチューブをはさんでパンクさせる恐れがあります。
片側のタイヤが外れたらチューブを抜き出して、もう片側をはずします。
これは、作業の感覚としてはタイヤからホイールを抜くという感じで、前記の作業と違いタイヤを外すというよりリムをめくるという感じですので、レバーも内側を向けて外側に力をかける作業となります。
ある程度外れるとあとは手で外すことができます。
タイヤを外す作業はなかなか骨の折れるもので、円滑に行うためにはかなりの力が求められますが、無理やりレバーをこじ入れるとかえってリムやチューブなどを傷つけることになりますので注意が必要です。
タイヤを外すとリムの中心に黒いバンドが巻かれており、これはスポークの先端がチューブをキズ付けな目的なので、バンドが傷ついている場合は交換してください。
新しいタイヤの取り付け
新しいタイヤの上にホイールを置いて、タイヤの片側のビートをレバーでめくるようにしながらリムの内側に入れていきます。
この作業も欲張らずに少しずつ入れていきます。
片側を入れることができたら次はチューブを入れます。
まずチューブのバルブをホイールの穴にセットしますが、スムーズにいかないときはレバーを使って穴の周囲にスペースを作りましょう。
チューブがきれいに収まれば残りのビートをリム内に入れていきます。
この時チューブをパンクさせないために、レバーをリムに浅くかけ、レバーをあまり寝かせずに、チューブをはさまないように気を付けましょう。