ロングツーリングの魅力
ロングツーリングには、明確な定義はありません。
日帰りでも宿泊を伴うツーリングでも、自分にとって長距離だなと感じるものはすべてロングツーリングに分類できます。
一般的には宿泊を伴うお泊りツーリングのことをロングツーリングと呼ぶことが多いですが、日帰りでも走行をメインとするツーリングはロングツーリングと呼ぶにふさわしいでしょう。
ロングツーリングの魅力は、たくさんあります。
1つ目は距離やエリアで目的地を決めるのではなく、行きたい場所で目的地を選べるという点です。
目的地の距離によっては、宿泊が必要になるケースもあれば日帰りで決行できるケースもあります。
ただし、ツーリングの経験やスキルに自信がないライダーは、自分が1日に走行できる距離を把握して無理のないツーリングプランを立てることをおすすめします。
2つ目の魅力は、ルート選びを自分で決められるという点です。
同じ目的地へ向かうルートでも、比較的カーブが少ない高速道路は初心者におすすめです。
しかし峠道などはヘアピンカーブなどが多いため、バイクスキルに自信がない人にとっては精神的にも肉体的にも疲労困憊するかもしれません。
自分のスキルや経験と相談しながらルートを決められるという点は、ロングツーリングの魅力です。
ロングツーリングの楽しみ方
ロングツーリングを楽しむためにはあらゆるシチュエーションを想定し、必要な準備をする事が必要です。
例えば宿泊場所を決める際にも、ルートや走行距離などを考え、無理をしない場所で宿泊できるようにアレンジしましょう。
また、宿泊施設によってかかる費用が異なります。
節約したい人なら、キャンプ場にテントを張ってアウトドアな宿泊をしたり、ライダーハウスでリーズナブルに宿泊するという選択肢がおすすめです。
一方、目的地での宿泊も思い切りエンジョイしたい人なら温泉旅館が人気です。
宿泊施設の中にはバイクの駐輪所が完備されている所がたくさんあるので、そうした配慮がある施設を選べば天候に関係なくロングツーリングを堪能できます。
ロングツーリングでは、走行距離が長くなるためどうしても疲労がたまります。
その疲労をどこでどんな風に解消するのかを考えることもまた、ロングツーリングの楽しみ方と言えるでしょう。
道中の休憩所やサービスエリアなどを有効活用して、ストレッチをしたりご当地グルメを堪能しても良いでしょう。
また、季節や気温によってはウェアの調整作業も必要になるかもしれません。
万が一に備え、バイクのスペアキーを持参することもロングツーリングを楽しむコツです。
免許証はもちろん携帯しますが、保険証なども持参すれば万が一病院へ行かなければいけない時でも安心です。