ツーリング中道に迷わないためには

事前に用意してから出かけることが大事

初めてツーリングに行く場所では必ず迷ってしまう、というライダーは意外に多いものです。
特にバイクの操縦にまだ慣れていないライダーの場合、高速道路を走ることに一生懸命になってしまい、大切な標識を見逃してしまうこともあります。
バイク用ナビに従って走る方法もあるのですが、交通量が多い高速道路などでは思うように目的地に行けず、遠回りしてしまうこともあります。

ツーリング中、道に迷わないようにするためには、出かける前に道順をよく覚えて準備していくことが大事です。
少しわかりにくい場所を目的地にしているような場合には、わからないままに走り続けずに、路肩やサービスエリアに一度バイクを停めて地図などを確認するのがおすすめです。

また、ガソリンスタンドで給油しながら目的地までの道順を聞いてみるのも良いでしょう。
目的地の正確な住所やアクセス方法、何号線沿いに位置しているのかなどを出かける前にメモしておけばより安心です。

ソロツーリングなら道に迷ってもいい

みんなで同じ目的地を目指すグループツーリングではなくて、ソロツーリングで出かけると言うのであれば、途中で道に迷って当初予定していたのとは違う場所を走るのも悪くありません。
このためには、時間的なゆとりをもってスケジュールを組むことが非常に大切です。

例えば、有名な牧場地に行こうとしていたのに、途中で道を間違えて温泉街に入ってしまった場合でも、時間に余裕のあるソロツーリングなら当初の目的を変えて温泉で足湯に浸かるのも楽しいものです。
食事にしても、あらかじめ調べておいた有名な食事処の場所がわからなくてぐるぐるするよりも、地元の店の人に評判のお店を聞いて行ってみたほうがずっと美味しくて安いかもしれません。
地図を持たないで市街地を散歩しているような感覚で田舎道をツーリングしてみるのも、時にはいいものです。

ただし、道に迷っていて大雨が降りそうだ、あるいは風がどんどん強くなってきたというような場合には迷わずに今まで来た道を引き返しましょう。
特に人気のない道では、ガス欠やバイクの故障などといった万が一のことも考えて行動する必要があります。
いずれにしても、スマホのバッテリーは十分にチャージしておき、自分が今どこにいるのかをすぐに検索できるようにしておきましょう。

予定が急に変更になって、ツーリング先で宿泊しなければならなくなった時のことなども考えて、クレジットカードも必ず持参することをおすすめします。
冬場は気象条件が厳しいので、ツーリング先で迷いやすい人は誰か仲間と一緒にツーリングに出かけるようにすると安心です。
ツーリング先でのんびりするのは構いませんが、自分の体力は過信しないようにすることが大切です。